医師からの電話…白血病の発症
大学病院での検査の帰り道、医師から電話が入りました。なかなか本題に入らない医師に、母・寿美さんはたまりかねて尋ねました。「白血病ですか?」。
ダウン症の子どもは急性リンパ性白血病を発症しやすいと知っていたからです。悪い予感は的中していました。寿美さんは泣きながら帰宅しました。
長崎県外の病院で始まった抗がん剤治療。副作用による高熱で、春斗さんの口の中はただれ食事は喉を通らず、インスタントラーメンしか食べられない時期が続きました。

それでも春斗さんは一度も涙を見せることなく、7か月間に及ぶ入院生活を耐え抜きました。退院後も約3年にわたり通院治療を継続。その間に寿美さんはシングルマザーとなり、母と息子、二人三脚で懸命に生きてきました。














