お掃除ロボットの代名詞ともいえる「ルンバ」。高い知名度の一方で、後発のメーカーとの厳しい戦いを強いられています。復活の鍵として選んだのが「日本市場」でした。
突然ですが、お掃除ロボットといえば何を思い浮かべますか?
30代
「ルンバですね」
20代
「どれ見ても、ルンバと言っちゃう」
ルンバを展開するのは、アメリカのアイロボットです。2002年のルンバの発売以降、ロボット掃除機市場をけん引してきました。
しかし、家電量販店に行ってみると…
記者
「ロボット掃除機売り場です。ルンバに加えて、並んでいるのは中国メーカーです」
今、ロボット掃除機の選択肢は、ルンバだけではありません。
ビックカメラ有楽町店 家電コーナー 宮志強さん
「デザインや吸引力だったり、入り口はルンバで、そこからほかのメーカーも機能を感じて選んでもらっている」
日本で高い知名度を誇るルンバ。しかし、世界では厳しい戦いを強いられています。
近年のお掃除ロボット市場は、価格の安さや高性能を武器にした中国メーカーが台頭。今や、自分で段差を乗り越えるものも登場しました。
アイロボットはシェアを奪われ、業績が悪化。去年12月、アメリカで日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条の適用を申請しました。そして、今は、商品の製造を委託していた中国企業の傘下に入っています。
そうした中、きょう、「ルンバ」の新モデルが発表されました。
記者
「今回、発表されたのは大きさが半分になりました」
お掃除ロボとしては世界最小クラスだといいます。なぜ、小さくしたのでしょうか?
アイロボットジャパン 山田毅 社長
「日本の住宅に合わせて作られている。日本特有の『置き場所がない』、これも解決しようと」
日本の住宅事情に合わせてコンパクトにし、充電スポットも縦型を導入。家具のすき間でも動きやすい、小回りの利く設計です。
アイロボットジャパン 山田毅 社長
「日本市場は、アメリカに次いで2番目に大きい市場になっている」
実は、アイロボットの去年の国内店頭シェアは6割超え。日本は重要な市場なのです。日本の「物価高」を意識し、機能を必要最低限にすることで、価格を抑えたといいます。
アイロボットジャパン 山田毅 社長
「高級路線は何も付加価値がなくて、多くの客にちゃんと役立てる。これが我々の付加価値だと思っている」
まだ成長の余地が大きいとされる日本市場。これから、開発競争の重要な舞台となりそうです。
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