観光都市である京都市で人口流出が深刻な問題となっています。

京都では秋以降、水際対策の緩和や全国旅行支援の開始で賑わいが戻ってきました。
(神奈川県から来た人)
「いろいろ新しいお店とかができていて楽しいです」
(スロバキアから来た人)
「金閣寺と竹林に行きました。美しかったです」
京都市の人口減少は全国ワースト…原因の一つに『高さ規制』

ところが今、その京都で深刻な問題が起きています。京都市山科区で自治会長を務める岩崎泰大さんが強い危機感を抱くのが人口減少です。
(京都市山科区で自治会長を務める岩崎泰大さん)
「(山科区は)人口が伸び悩み、そして今は減少気味と。魅力のある街だと思うんですけども」

京都市の人口は今年1月時点で138万8807人ですが、去年1年間で1万1913人減少しています。これは全国の市区町村最多で、しかも2年連続です。

その原因の一つが京都市独自の『高さ規制』です。景観を守るために2007年に導入されましたが、これにより高層マンションが建てられない上、ホテルラッシュによる用地不足も相まって、京都市内の今年上半期の不動産価格は『バブル期並み』に高騰。子育て世代を中心に市外へ人が流出しているのです。
では、どこへ移っているのでしょうか。














