東北電力東通原発で設備の性能試験の記録が不正に作成されていた問題についてです。電力側は、性能試験は「前例踏襲」で不正が続いたとして、改善措置を青森県と村に報告しました。
東北電力の石山一弘 社長は18日、県庁を訪れ、小谷知也 副知事に改善措置を報告しました。
この問題は、東通原発で外部からの侵入を監視するセンサーやカメラについて性能試験を実施していないにも関わらず、ほかの記録を流用して不正に記録を作成したものです。
この行為は2018年度に当時の担当者が業務の効率化を図ろうと始め、管理職を含めて21人が関わったということです。
東北電力 石山一弘 社長
「発電所の性能試験や保守点検等の定例業務を前例踏襲で行っていて、不適切な行為に自ら気が付かず改善につなげられなかった」
東北電力は、業務の見直しをマニュアルとして明文化することなど19項目の改善措置を定め、小谷副知事に報告しました。
青森県 小谷知也 副知事
「組織というのは、いい意味での前例踏襲ではなく、悪しき前例踏襲と言いますか、この度のような事案が起こり得ると思う。今後一層、地元への説明責任を果たし、信頼回復に努めていただきたい」
また、東通村でも畑中稔朗 村長が同様の報告を受けました。
東通村 畑中稔朗 村長
「議会・住民に対して、これから丁寧な説明を求めるのは言うまでもなく、改善措置にしっかり対応していただきたい」
この問題を巡り、東北電力は会長や社長ら役員6人の月額報酬2割を2か月自主返納するとしています。














