果物に野菜まで… 食べるとガスが大量発生?
一方で、病気ではないのにガスが溜まる。
その原因として今、医療現場で注目されているのが「FODMAP(フォドマップ)」という概念です。
山科駅前おかだクリニック・岡田雄介医師
「日常臨床では『ガスが多い』『お腹が張る』といった症状の患者さんも少なくないですが、 ほかの症状よりも苦戦することが多いです。一番多いのは便秘が原因で、これは下剤などで便秘を解消することで軽快します。便秘でもないのにガスが多いという場合は、『高FODMAP』を避けていただくよう食事指導をします」
FODMAPとは、小腸で吸収されにくく、大腸で急速に発酵しやすい「糖質の総称」のこと。
発酵しやすい糖質を含む食べ物 = 高FODMAP食
発酵しにくい糖質を含む食べ物 = 低FODMAP食
FODMAPを多く含む「高FODMAP食品」を摂りすぎると、腸内でガスが大量に発生し、お腹の張りや下痢を引き起こしやすくなります。
では、どのようなものが「高FODMAP」に分類されるのでしょうか。

【高FODMAPの主な食品】
■炭水化物:パン、うどん、パスタ、ラーメン、フライドポテト
■野菜: 玉ねぎ、きのこ、ニラ、さつまいも、ごぼう、キムチ
■果物: りんご、桃、すいか、さくらんぼ、梨
■たんぱく質:ベーコン、ソーセージ、納豆、ヨーグルト、絹豆腐
■飲み物: 牛乳、ビール、ウーロン茶
納豆やヨーグルト、きのこといった「腸に良い」とされる定番食品が、人によってはお腹を張らせる原因になるのです。一方で、低FODMAPの食品は。

【低FODMAPの主な食品】
■炭水化物:白米、玄米、米粉、十割そば
■野菜: 白菜、トマト、ほうれん草、じゃがいも、にんじん
■果物: バナナ、いちご、みかん、ブルーベリー
■たんぱく質:鶏肉、豚肉、牛肉、卵、木綿豆腐、チーズ
■飲み物: コーヒー、紅茶、緑茶、ウイスキー
山科駅前おかだクリニック・岡田雄介医師
「FODMAPという概念はまだ日本ではあまり浸透しておらず、FODMAPを知らない消化器内科医も多いです。検査や治療も保険適応ではないため、保険の範囲で治療薬を考えたりして試行錯誤している状況です」














