「抹茶ブーム」で価格高騰、リーフ茶供給にも影響

静岡県内では2025年、一番茶の生産量とお茶の産出量がいずれも全国2位に転落しました。こうした中、県内でも起きている大きな動きが「抹茶ブーム」です。

静岡市葵区にあるお茶カフェ「茶町KINZABURO」では、県内産の抹茶をふんだんに使ったスイーツが人気です。多くの抹茶商品の売れ行きは好調ですが、世界的な需要の高まりが思わぬ余波を生んでいます。

茶町KINZABURO 前田冨佐男社長
「抹茶の値段がね、どんどんどんどん上がっているんですよ。抹茶スイーツも非常に厳しいというか、なかなか値上げをしたくないんですけど、そうも言ってられないというのが現状です」

さらに、生産をリーフ茶から抹茶の原料となる「てん茶」に切り替える農家も多いことから、リーフ茶の供給量が減り、価格も上がりつつある状況だといいます。

茶問屋も経営する前田社長は、「茶園を減らさないための支援が必要」だと話します。

<茶町KINZABURO 前田社長
「放置せざるを得ない茶畑が出てきたときに、それをどういう方たちがフォローするか、放置農園にしないかということへの補助。そういうことが非常に必要だと思う」

鈴木大臣は県内の金融機関も訪れ、茶産業に携わる人への具体的な支援策などについて意見交換しました。

<農林水産省 鈴木大臣
「やはり頑張る皆さんがどんな条件であったとしてもいる限りは、そこで持続可能な農業生産、特に静岡はお茶の生産を実現するということが大事かと思います」

「茶業王国」静岡の復活に向けて、県内の茶業界の現状を視察した鈴木大臣が今後どのような手を打つのか、注目が集まります。