静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所で巨大地震の発生を想定した緊急事態訓練が行われました。浜岡原発の「データ不正」が明らかになってから初めての大規模訓練です。

2月17日の訓練は、御前崎市を震度6強の揺れが襲ったというシナリオで行われ、浜岡原発の職員だけでなく中部電力本店の社員など約460人が参加しました。

現在、稼働を停止している4号機が運転していると仮定した訓練で、原子炉の自動停止などが問題なく作動することなどを確認しました。

「データの不正操作」で審査凍結、揺らぐ信頼性

<訓練>
「緊急緊急、4号よりプラント状態を報告する」

訓練では原子炉への注水機能が失われた際に、核燃料を冷やすための手段などもチェックしました。

浜岡原発をめぐっては、中部電力が耐震設計の目安となる「基準地震動」のデータを不正に操作していたことが発覚。原子力規制委員会による審査は凍結されるなど信頼性は揺らぎ、再稼働への道は見通せない状況が続いています。

中部電力 浜岡地域事務所 榊原浩之専門部長
「緊急時対応能力、こういうソフト面の対応はやはり日々の積み重ねが大事だと思っております。今後もあらゆることを想定して訓練を積み重ねていきたい」

中部電力はデータ不正問題と今回の訓練に関係はないと強調。今後も浜岡原発の安心・安全を確保するよう努めていくとしています。