Jリーグ前チェアマンの村井満氏(62)が18日に都内で会見を行い、投資ファンドを設立することを発表した。


村井氏は、今年の3月にチェアマンを退任後、4月1日に新会社「ONGAESHIHoldings」を設立、「8年間に渡り本当に多くの方々にお世話になり、ここまでこれたと思っています。退任にあたり感謝の気持ちで溢れていました。今後サッカー界、スポーツ界をはじめ、地域を支えていただいた企業の皆さまに、何か恩返しができる枠組みはないかと考えてきまして」とこれまでの経緯を語った。

その具体的な枠組みとして、村井氏と30年来の友人である丹野裕氏(横浜フリューゲルス、チームマネジメント担当)のご子息にあたる、丹野裕介氏が代表取締役CEOを務める投資ファンド「株式会社Tryfunds」と共同で「ONGAESHIキャピタル」を運営し、アスリートやアーティスト、地方企業などを、資金面での支援だけでなく、後継者不足問題、デジタル化への対応など、企業のさまざまな経営における課題を包括的にサポートしていくという。

「夢を諦めなかった人を応援するという一言でございます」と熱い思いを語った。

■村井満氏(ONGAESHIHoldings代表取締役)プロフィール
1959年埼玉県生まれ。早稲田大学法学部卒。1983年日本リクルートセンター(現リクルートホールディングス)に入社し、営業や人事を担当。本社執行役員兼リクルートエイブリック(現リクルートエージェント)代表取締役社長を経て、2011年RGFHongKongLimited(香港法人)社長(2013年兼会長)。2008~2013年日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事。2014年1月から第5代Jリーグチェアマンとして活躍した。