“30年に1度”と言われるほど雨の少ない天気で、東京を流れる一級河川の川底があらわになってしまうなど、水不足が深刻化しています。乾燥続きでインフルエンザも再び猛威を振るっています。
東京・日野市などを流れる一級河川「浅川」。ここで、ある異変が起きました。
記者
「ご覧の通り人が歩けるほどに川が干上がってしまっています」
上空から撮影してみると、川の流れがほとんど止まっているのが分かります。
原因は、“30年に1度”と言われるほどの「雨の少なさ」です。ここ1か月の全国の降水量を見てみると、太平洋側でカラカラの天気が続いています。
記者
「川底の様子を見てみますと、外側が完全に乾いてしまっている状態です」
近くに住む人
「確かに冬は普通、水量は少ないですけど、こんなに(水量が)少ないっていうのは見たことないです」
“東京のみずがめ”小河内ダムの貯水率は、先週13日の時点で40.8%。平成以降の最低値を下回る事態に、東京都は節水を呼び掛けています。
「水不足」はお隣、神奈川県でも。
相模原市にある津久井湖。冬にはわかさぎ釣りが楽しめる県内有数の景勝地ですが…
記者
「ここは本来、湖の中なんですけど、ご覧の通り完全に干上がってしまっています」
土に埋もれた車に石を積み上げてつくられた階段。かつてこの場所にあった集落の痕跡とみられるものが出現していました。
こちらのレンタルボート店は、去年11月から「完全休業」だといいます。
レンタルボート店の店主
「仕方がないですね。自然相手にやってるんで。雨が早く降ればいいなと思ってます」
津久井湖の城山ダムの貯水率は、きのうの時点でわずか12%となっています。
一方、西日本では「給水制限」が始まっています。
高知市や福岡県内の14の自治体では、水道水の圧力を弱めて使用量を抑える「減圧給水」を始めました。高知市での「給水制限」は28年ぶりだということです。
各地で雨が降らない乾燥した天気が続くと、気になるのが「ウイルス」の増加です。
厚生労働省によりますと、今月8日までの1週間に全国およそ3000の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は、1医療機関あたり「43.34人」。前の週のおよそ1.5倍で、増加は5週連続となります。
クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「湿った状態だといいんですけれど、乾燥したときにウイルスがすぐに死滅しないで浮遊してしまう現象があると言われています。特に乾燥が強いということは、感染に対してはデメリット」
気象庁によりますと、今後も1か月程度は降水量の少ない状態が続く見込みだということです。
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