ベテランになるにつれ深くなる「打てない不安」
人知れず、人一倍努力を続けた14年。満身創痍の体に鞭を打ちながらバットを振ることを怠らなかった天才。その原動力は意外なものでした。

島内宏明さん:「やっぱり不安だからやる、みたいな感じ。打てない不安。結果残さないといけない、不安みたいなのがある」
塩入アナ:「現役のとき、不安で心配で寝られないことはありましたか」

島内宏明さん:「僕はありましたね。多分みんなもあるんじゃないですかね。鉄平さんとかにも終わってから聞いたんですけど、大体無になるってことですよね。あまり考えすぎても仕方ないんで。反省するところはしっかり反省して、反省できるところはっていうんですかね。バッティングだったらどうしても、反省しても、みたいなところはちょっと出てくるんで。反省できないところは何も考えずじゃないですけど、まあ次行こうっていう」

島内宏明さん:「若いときって、がむしゃらにトライできるんですけど、なんかできなくなってくるんですよね。だから自分思うのが…今で言う、中島(選手)とかがヒットを打つのと、ベテランの鈴木大地(選手)が同じようなヒット打つじゃないですか。全然違うんですよね、見ていて。同じヒットに見えるけど、なんか”深さ”が違う」
島内宏明さん:「怖さとか、いろんなものが出てきて、考えることが増えてくる、ベテランになってきたら。出るのが当たり前になってきたら余計に、全然違うなって、その一本に対する価値が」

塩入アナ:「若いときに打席に立つのと、年齢を重ねて打席に立つのでは、怖さが全然違いましたか」
島内宏明さん:「怖さも全然違う。期待なんかされているとか、そこらへんもあるじゃないですか。期待されてるか分からないけど、なんか重みが、背負ってるものとか含めて」
ヒットを重ねるにつれ、大きくなった周囲からの期待。年々深くなる不安と向き合い、無心でバットを振り続けた野球人生でした。














