より遠くまで飛ぶ秘訣は「空気のつかみ方」?

では、より遠くまで飛ぶ秘訣はなんなのでしょうか。スーパーコンピューター「富岳」の解析で、選手によって「空気のつかみ方」が違うということが分かりました。

国内のトップジャンパーを含む74選手のジャンプを合計556回撮影し、踏み切り時の姿勢による空気の流れの違いをシミュレーションしました。

小林陵侑選手は「揚力獲得型」。踏み切りの瞬間、体を起こし、空気抵抗を強く受けながら揚力=浮き上がる力を獲得していたことが分かりました。一方、二階堂蓮選手は「抗力抑制型」。前傾姿勢で踏み切り、抗力=空気抵抗を減らす姿勢で飛んでいます。

踏み切りの瞬間を並べてみると上半身が起きている小林選手にくらべ、二階堂選手は体をくの字に曲げていることが分かります。どちらもビッグジャンプが可能で、優劣はないといいます。

研究を主導した北翔大学の山本教授は「将来的には選手ごとに最適な飛び方を提示できるようにしたい」としています。

日本代表は自分の力を出し切って、有終の美を飾るテレマークを決めることはできるのでしょうか。