12日から高知市で28年ぶりの給水制限が始まりました。高知市は水が出にくくなるおそれがある5つの地域に、24時間利用可能な応急給水所を開設しています。

2025年から続く少雨の影響で、高知市の水源のおよそ9割を占める大渡ダムと鏡ダムでは渇水が深刻化していて大渡ダムは3%、鏡ダムで32.4%となっています。

こうした中、12日から高知市では水道水の圧力を弱めて供給量を減らす「減圧給水」が行われています。給水制限は28年ぶりです。高知市上下水道局によりますと、市内中心部の4階建ての低層マンションや高台の地域などでは蛇口から出る水の勢いが弱まるおそれがあるということです。

特に影響が懸念されている愛宕山や北竹島町など市内5か所には24時間給水できる応急給水所が開設されました。このうち北竹島町では、12日朝、市の職員が水の濁りがないかや飲料水として適切に使用できるかなどを確かめていました。

▼職員
「塩素確認できました」
「塩素が確認できましたので飲料水として使えることが証明されました」

▼高知市上下水道局 徳久博信 係長
「渇水がひびくようであれば要望としてあげていただければ(今回開設した5か所以外にも)開設できるところがあれば増やすことも検討していく」

▼住民とのやりとり
「水が出にくくなったらね、向こうに水栓を作っているから」

北竹島町町内会の濱渦会長は、給水制限の予告以降、地区の住民たちに周知を続けてきました。応急給水所の場所などを示したチラシも作成し、およそ300世帯に配布している最中です。

▼住民とのやりとり
「水道水の水をしぼる話があるやろ。この地区がひょっとしたら水が出にくくなる。そういう指示があるので(チラシの)緊急配布をお願いします」

▼北竹島町町内会 濱渦修一 会長
「うちの住民の方は山際に住んでいる家があるし、ひょっとしたらマンションでも全区一斉に洗濯使い出したら多少は水圧は下がる。影響が出ているかどうか、管理人にも問い合わせしているところ」

実際に地区に住んでいる人に影響が出ているかどうか聞いてみました。

▼住民
Q.いつも通り?
「いつも通りですね」
Q.影響は?
「いや出てないですよ、何にも。始まったばっかりやし、わからんけどね。雨が降らんかったらちょっと心配」

市内5か所に設置された応急給水所は給水制限が解除されるまで開設される予定です。ただ、この先も渇水の状態が改善されなければ2月末からは第2次の給水制限が行われる予定となっています。高知市は引き続き節水を行うよう呼びかけています。

高知市上下水道局は家庭でできる節水の取り組みとして、
・洗濯に風呂の残り湯を使う
・風呂ではお湯のはり過ぎに注意する
・歯磨きや洗顔をする時、水を出しっぱなしにしない
・洗車や大掃除など水を多く使う作業は極力控えてほしい

などと呼びかけています。