山口県岩国市の国の名勝、錦帯橋を将来に受け継いでいくため、腐食が進んでいるとみられる橋脚の一部を取り替える工事が10日、始まりました。

五連のアーチを描く錦帯橋は、独特の造形美と清流や城山の景色に溶け込む姿で国の名勝に指定されています。

約350年前の創建当時とほとんど変わることなく受け継がれ、岩国市は世界文化遺産への登録を目指しています。

第1橋と第5橋の橋脚は「橋杭(きょうぐい)」と呼ばれ、木造のため川の増水や流木などによる影響を受けやすいということです。

今回の工事では橋の美しさと安全を保つために、第5橋の橋杭15本のうち上流側の2本の一部を取り替えます。取り替えは2004年の平成の架け替え以降、初めてです。

約7メートルの橋杭から、腐食している下の部分1.8メートルが取り除かれました。

岩国市錦帯橋課 藤廣聖さん
「平成の架け替えから約25年たっています。今回直すことによってバランスよく荷重がかかるようにはなると思います。錦帯橋の文化財としてのですね、あと世界遺産としての錦帯橋の本質的な価値を、そのまま残していきたいというふうには考えております」

新しい橋杭2月27日に取り付けられます。