■住宅ローンへの影響は?変動金利はあまり影響なし

井上キャスター:
ここから住宅ローンについてです。

変動金利に関しては、短期金利をもとに決めるのであまり影響はありません。

固定金利は、長期金利(10年物国債など)をもとにして決めるので、早ければ来月にも影響が出るのではないかというところです。

住宅ローンに詳しい、ニッセイ基礎研究所・金融調査室長・福本勇樹氏は「さっそく来月から0.2%という高い上げ幅が固定金利に上乗せされるのではないか」という予想を立てています。

この0.2%がどのくらい影響があるのか試算してみます。3000万円・35年ローンの場合、今月契約すると、固定金利が1.6%で約3900万円の総額の支払いになります。

一方、来月契約だと固定金利が0.2%上がり、1.8%で総額の支払いは4030万円。約130万円上乗せされることになります。

実際の固定金利がどうなるかはわかりません。冷静に見ていく必要があるのだろうと思います。

「食べチョク」秋元さん:
短期プライムレートは、今ずっと一定なので、住宅ローンの変動金利の方は影響ないと言われてますが、35年とかの期間だと、情勢がガラッと変わることもあり得ると思います。これから住宅ローンを検討する方などは、やっぱりプランへの理解や、金融機関によって住宅ローンのタイプが異なると思うので、慎重に選んでいかないといけないと感じます。