井上貴博キャスター:
日銀は、長期金利の変動幅を0.25%程度から0.5%程度に引き上げる決定をしました。黒田総裁は「利上げではない。景気には全くマイナスにはならないというふうに思いますし、引き締めるつもりはありません」と話しました。

もちろんこの金融緩和策の修正によって、一時的に円高に振れるので、円相場は137円台からぐっと円高に振れて、130円台に推移しています。2021年の同時期は1ドル約114円。2020年の同時期は1ドル103円。適正の数値がどの水準なのか、冷静に判断する必要があるかもしれません。

いずれにしても、行き過ぎた円安が少し円高に修正された。これによって何が起きうるのでしょうか?