高市総理の為替をめぐる発言から、きょうも円安が進みました。政権内からも火消しの声が上がるなど、波紋が広がっています。
きょうの外国為替市場。1ドル=155円台半ばまで円安が進みました。これを招いたのは…
高市総理
「円安でもっと助かっているのが外為特会、これの運用、今ホクホク状態です。だから円高がいいのか、円安がいいのかはわからない。これは総理が口にすべきことではないけれども、為替が変動しても強い、日本の経済構造を作りたい」
高市総理は3日前の演説で、円安によって国が為替介入のために保有している特別会計、いわゆる「外為特会」の運用が、好調であると発言。
総理はその後、自身のSNSで「『為替変動にも強い経済構造を作りたい』との趣旨で申し上げました」と釈明しましたが…
市場関係者
「釈明をした=総理の本音が垣間見えたと市場は見ている」
市場では、“総理の発言は円安を容認している”との受け止めが広がり、円売りが加速しました。
閣僚も、火消しに追われています。
片山さつき 財務大臣
「総理は円安が経済に与える影響について、一般論として輸入物価の上昇を通じて国民生活や事業活動の負担を増加させるといったマイナス面がある一方、国内投資が進み、国内で生産した製品が海外に輸出しやすくなることを通じ、企業の売り上げが改善するといったプラス面もあるという、教科書に書いてあることを申し上げたのであり、特に円安メリットということを全然強調しておりません」
片山財務大臣はけさ、このように擁護した一方、総理発言を受けた円安の進行については、具体的な言及を避けました。
金融界からは外為特会についての総理の認識に疑問の声も出ていて、“ホクホク発言”の影響はまだ尾を引きそうです。
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