中国頼みの「レアアース」 国産化は?
一方で、中国に頼らざるを得ない企業もあります。
記者
「坂道をすいすい走る電動車いす。小さなモーターの中にはレアアースが使われているということです」

車輪に収まるほどの小さなモーターで、体重100キロの人も運ぶことができる電動車いす。

コアレスモータ 白木学社長
「マグネット(磁石)です。これが非常に薄い。いままでのものだとすごく厚い。それがこんなに薄く」
小型化のカギを握るのは「ネオジム磁石」。従来の磁石よりも強力な磁力をもつ上に、形を変形できるこの磁石には、中国から輸入されたレアアースが不可欠だといいます。
コアレスモータ 白木学社長
「レアアースを使わないでやる方法もあるが、そうするとどうしても重くなってしまう。(レアアースと)比較すると負けてしまう」

ーー中国のレアアースが止まるときついですか?
「現時点ではダメだが、日本でも(レアアースが)出てくることを期待している。日本から出てくると、向こう(中国)との交渉もすごくやりやすくなる」
白木社長が期待を寄せるのが、海底レアアースの掘削です。

政府は2月1日未明、南鳥島沖で水深6000メートルから、レアアース泥の回収に世界で初めて成功したと発表。
現在、7割以上を中国からの輸入に頼るレアアースの「国産化」を目指しています。
“脱中国依存”の動きはほかでも。
総合商社「双日」と経産省が所管する独立行政法人「JOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)」は、オーストラリアでレアアースを採掘する企業「ライナス」に投資を行い、日本への輸入を本格化させています。

JOGMEC 担当者
「例えば主に磁石に使われるネオジムについては、日本における使用量の6〜7割をライナス社から確保できていると聞いている。日本へのレアアース供給に着実に貢献していると考えております」
現状は、レアアースの輸入を中国に頼らざるを得ないのが、実情の日本。
白木社長は政治に何を求めるのでしょうか。

コアレスモータ 白木学社長
「もともとレアアースだって、『(中国)あんたのところが作ったんじゃない』『これは地球上のものでしょ』と。『みんなが仲良く使わないと意味がない』と冗談を言いながら安く買うが、人との付き合い、政治との問題、とにかく基本的に喧嘩をしないこと。戦争をすることが一番おろかなこと」

















