“脱中国”で切り拓く新たな販路

「脱中国」に向け、動き出したのは観光業界だけではありません。

北海道・函館市にある水産加工会社「きゅういち」。3年前までホタテの3割を中国に向けて輸出していました。

しかし、福島第一原発のALPS処理水の放出に対し、中国政府は日本産水産物の全面禁輸に踏み切りました。

きゅういち 餌取達彦社長
「当時は本当に短期的に“ホタテの在庫の山”という状態。これをどうするんだって本当に困惑していたのが当時の状況」

行き場を失ったホタテは通販サイトで販売するなどして、なんとか窮地を乗り切りました。

きゅういち 餌取達彦社長
「中国とのビジネスっていうのは、短期的にはなかなか考えにくい状況だと、いま捉えている」

いまでも中国には輸出することができないため、欧米や東南アジアに広く輸出するようになったといいます。

きゅういち 餌取達彦社長
「日本の水産物というのは世界でちゃんと評価されるべき、強い商材というか『戦える商品』だと思う。そういった目線で、中国に縛られることなくビジネス展開をやっていければいいと思う」