投開票まで1週間を切った衆議院選挙。争点の一つが、関係が悪化している中国との向き合い方です。日中関係の緊張が経済活動に影を落とすなか、観光や生産の現場では「脱中国」の動きが進んでいます。

「コロナ禍みたいな感覚が…」中国人観光客が激減

“勝ち運の寺”として有名な大阪・勝尾寺(かつおうじ)。

参拝客 
「(就活で)第一志望だったところに合格できたのでお礼をしようかなと思って」

実はこのお寺、近年SNSで人気に火がつき、今は海外からの参拝客が多くを占めるように。

中国からの観光客にも大人気でしたが、日本への渡航自粛が呼びかけられたことで、団体客が減っているといいます。

勝尾寺 広報担当 山田祐介さん
「(中国人観光客は)今までは1日4、5件くらい団体ツアーで来ていたが、最近は1件あるかないかというところ」

そこでいま、観光の形が変わりつつあるのが「京都」です。

京都市観光協会が実施したアンケートでは、春節期間の予約が「減った」と答えた宿泊施設は全体の6割を超えました。

また、中国人の宿泊需要減少への対応として、「販売価格を下げて稼働率を高める」とした施設も3割以上ありました。

佐賀から京都に来た観光客
「今の時期は中国の方も来られない方が多いので、寒いし、お安いかなというので」

ーーホテル代1泊いくら?
「1人あたり1泊6000円くらいかな」

清水寺に通じる参道で、長年店を構える人は“今は日本人が観光するチャンス”だと話します。

瓢箪屋 七代目店主 大井秀民さん
「(日本人は)ゆっくりきはって、ごった返しの京都ではなく、ちょっと人は多いかもしれんけど、昔みたいに行列の街ではなくなりつつあるさかいに、ほっとしてる」

ただ、中国人の客が4割だったレンタル着物店は“大打撃”を受けています。

レンタル着物 和華 河野敏郎代表
「全然って言っていいほど(中国人は)来られてませんね。以前のコロナ禍みたいな感覚が若干よみがえってくるような…」

そこで、考えているのが…

レンタル着物 和華 河野敏郎代表
「日本の方にシフト、日本の方にも来てもらえるような施策も今考えている」