1月、宮崎県内は平野部を中心に多くの地点で降水量が0ミリと、記録的な雨不足となっています。
この影響で農作物の生育に遅れが出ていて、農家たちは一日も早い恵の雨を待ち望んでいます。

(田尻怜也記者)
「こちら延岡市内にある玉ネギのほ場です。雨が少なかった影響などで出荷が大幅に遅れているということです」

延岡市沖田町の三雲治男さんの畑。玉ネギおよそ20万本を栽培しています。

1月、29日までに延岡市で観測された降水量は0ミリ。
雨が少なかった影響で生育に遅れが出ていて、出荷は4週間ほど遅れる見込みだということです。

このため、三雲さんは、用水路から水をくみ上げて畑にまく、異例の対応を取っています。

(玉ネギ農家 三雲治男さん)
「当分、雨がないということも聞くので、大変に思っている。みなさん(例年、玉ネギを)喜んで待ってもらっている。私たちも精一杯頑張ります」

雨不足は都城市でも。

(ベジエイト品質管理課 三輪 昇 さん)
「こちら、大根を植えている圃場で、雨不足の影響で生育が遅れている状況」

都城市も今月の降水量は0ミリ。

農業生産法人「ベジエイト」はおよそ26ヘクタールの畑で大根を生産していますが、今年は、記録的な雨不足に加え、寒さの影響もあって生育に遅れが発生。
通常の大きさのものと比べてみると、その違いが分かります。

(ベジエイト品質管理課 三輪 昇 さん)
「本来なら、今の時期、こちらの大根くらいのサイズになっていないといけないが、太りが悪く生育が止まっている状況。雨が降らないと、いくら肥料をいれていても栄養分を吸い取ることができないので、大きくならない」

このほか、ホウレン草、そして、年明けに植えたゴボウの発芽にも遅れが生じているといいます。

(ベジエイト品質管理課 三輪 昇さん)
「(いつもは)農作業が遅れると、『雨、降らないでくれ』と思ったりするが、これだけ晴れが続いてしまうと、『雨、降ってくれ』という希望が率直な気持ちですね」

農家たちは一日も早い「恵みの雨」を待ち望んでいます。

農作物の成長の遅れは、私たちの食卓にも影響してきます。
29日に発表された1か月予報では、この先1か月の降水量も平年より少ない予想となっています。