北海道苫小牧市の70代の女性が、事件の捜査協力などを名目に、警察官や検察官などを名乗る男に、1キロ余りの金(約2000万円相当)と、現金約950万円とだましとられました。警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、2025年8月2日ごろ、北海道苫小牧市に住む70代の女性のもとに、宅配便業者を名乗る男から電話があり「札幌にお金を送っていませんか」などと聞かれました。
女性が身に覚えがないことを伝えると、電話は、警察官を名乗る男2人や検察官を名乗る男に転送され「あなたは犯罪の重要参考人になっています」「お金の流れの捜査に協力しなければ大変なことになる」などと言われました。
女性は、男らに指示されるがままに、インターネットバンキングの口座を開設し、パスワードを男らに教えました。
そして、自分の口座の預金を、開設したインターネット口座に移し替えたところ、現金500万円が何者かに不正に送金されたということです。
さらに、女性は、男らから連絡を受け「金の会社にも協力してもらい、金の流れを調べる」「現金も調べる必要がある」「購入した金や現金は玄関の風除室に置いておくように」「回収した金や現金はあとで返還する」などと言われました。
女性が、男らの指示に従って、8月15日から11月4日までの間に、4回にわたり金や現金を紙袋に入れ、自宅の風除室に置いたところ、何者かが持ち去ったということです。
だまし取られた金は1150グラム(約2000万円相当)そして、現金は約450万円にのぼるということです。
その後、12月4日から、男らとの連絡が途絶えたため、女性は不審に思い、警察に相談し、詐欺の被害に気づいたということです。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、「警察官が逮捕をほのめかして現金を口座に振り込ませることはありません」と注意喚起しています。
また、不審な電話があった場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。












