2025年10月、静岡県沼津市で歩行者の夫婦を後ろから車ではねて重傷を負わせ、ひき逃げした罪に問われた女の判決公判が開かれ、静岡地裁沼津支部は拘禁刑2年10か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは沼津市の44歳の無職の女です。

判決などによりますと女は2025年10月の夜、沼津市新沢田町の市道で乗用車を運転中、道路脇を歩いていた夫婦に後ろから車を衝突させて重傷を負わせ、2人に救護措置をせずにその場から立ち去りました。

2026年1月23日に地裁沼津支部で開かれた判決公判で奥山雅哉裁判官は、車両右側に気をとられて左前方を歩いていた2人に気づかず車を衝突させたのは危険性が高く、過失の程度も大きい犯行と指摘。

「被害者の1人は高次脳機能障害、もう1人も骨折により日常生活に多大な支障をきたしており、被告人の刑事責任は相応に重い」としました。

一方で、反省の態度を示し、2度と車を運転しないと供述しているなどとして、検察側の拘禁刑2年10か月の求刑に対し、拘禁刑2年10か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

奥山裁判官は被告の女に対し「あなたは被害者にきちんと謝罪していないし、今回の事件で逃げている。また、任意保険にも入っておらず経済的にも被害者に大変な迷惑をかけている。今後、謝罪をすると被告人質問で言っていましたので、きちんと方法は考えて誠実に対応してください」と諭しました。