福島第1原発事故の避難者が国と東電に賠償を求めた裁判で、最高裁は避難者側の上告を退ける決定をしました。決定は22日付で、東電だけに賠償を命じた判決が確定しました。
この裁判は、2011年の福島第1原発事故で、福島県から東京都などに避難した人たちが避難生活によって精神的な苦痛を受けたなどとして、国と東電に賠償を求めたものです。
1審の東京地裁は2018年、「安全対策を講じるよう東電に命じる義務があった」として国の賠償責任を認め、東電と国にあわせて5900万円を支払うよう命じました。
しかし、2審の東京高裁は「国が東電に対策を義務付けていたとしても、津波による浸水を避けられなかった可能性が高い」などとして1審判決を取り消し、東電だけにあわせて2300万円の賠償を命じていました。
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