私たちの生活にさらにAIが身近になるのでしょうか。大阪・堺市の工場跡地を利用し、大規模な「AIデータセンター」の稼働が始まりました。
かつてここは、日本の花形産業「テレビ」をつくる工場でした。
ずらりと並ぶラック。
KDDIサービスプラットフォーム企画室 桜井敦史 室長
「こちらのサーバーはAI処理を行っているサーバーになります」
かつて世界を席巻したシャープの液晶パネル工場。そこがきょう、KDDIの次世代データセンターに生まれ変わりました。
KDDIサービスプラットフォーム企画室 桜井敦史 室長
「家庭用PCの処理能力で言うと、数千倍ぐらいの処理能力が1ラックの中で処理することができる」
いまや、企業をはじめ、私たちの生活にも浸透しつつあるAI。
今回、このセンターに設置されたのはエヌビディアが誇る最新のGPU=画像処理半導体。
KDDIサービスプラットフォーム企画室 桜井敦史 室長
「AIのモデルを開発する基盤として使われていたり、問い合わせたときに回答を返すときのAIの処理を行うサーバーでGPUサーバーは使われている」
ただ、実際に作るとなると課題も…
KDDIサービスプラットフォーム企画室 桜井敦史 室長
「複数のサーバーを非常に高密度な状態に集積すると、この空間の中で大量の熱を排出する」
膨大な計算を行うサーバーが出す熱。実はサーバーを冷やすのに多くの電力を消費しています。
記者
「屋上で、サーバーを冷やす際に出た熱を、一部、水蒸気として放出しています」
ここでは最大稼働時で一般家庭1万2000世帯分の電力を消費しますが、それでもこれまでより使用量をおよそ6割削減できたとしています。課題となっている電力を押さえつつ、再生可能エネルギー由来の電力でまかなっています。
今後、ここでは薬の開発や製造業のサポートのほか、国産AIの開発も支援する予定です。
KDDI 松田浩路 社長
「今後、いわゆるAIエージェントというものは、ますます企業の労働力そのものになっていく」
テレビからAIデータセンターへ。花形産業の交代劇は、今後、日本経済を押し上げることができるか、試されることになります。
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