新潟県内の市町村議会に『特定の宗教団体との関係を断つという決議をしないこと』などを求める陳情書が相次いで出されています。
19日には新潟市議会の委員会でも審査が始まりました。

11月に新潟市議会に提出された陳情書は、新潟市江南区に住む60代の男性が提出したもので『特定の宗教団体との関係を遮断する内容の宣言、決議をしないこと』や『特定の宗教に対する信仰の有無を問うたり、その団体との関係を調査、質問したりしないこと』などを求めています。

この陳情書について、19日に新潟市議会の総務常任委員会で審査が行われました。

全国では旧統一教会の関係者から同様の陳情が提出された自治体もありますが、新潟市議会に陳情書を提出した男性は、「個人の考えで提出した」としています。

男性は「特定の信仰を持つ市民と関係を持たないなどと宣言すれば、信者らの思想・良心の自由を侵害する」などと訴えていました。

新潟市議会は、23日の本会議で採択するかどうか決めることにしています。

同様の「陳情」が新潟市以外の27の議会に、1つの議会には同様の意見が「一般文書」として、出されていることがBSN新潟放送の取材で分かりました。

新発田市・上越市・聖籠町では、すでに『不採択』となっています。
