厳しい寒さだから出会える自然の芸術があります。

凍った湖に閉じ込められた宝石と言われる「アイスバブル」が、北海道十勝地方のの糠平湖に出現しています。

ワカサギ釣りで人気のスポット、北海道上士幌町にある糠平湖。

釣り客
「(きょう何匹釣れている?)50~60匹くらい」

この湖の真冬の楽しみ方はこれだけれはありません。

ひがし大雪自然ガイドセンター 上村潤也さん
「きのうからきょうにかけて冷え込んだだけで、雪が降ってない」

70年前のダム建設で造られた人工の湖・糠平湖。

凍った糠平湖のガイドツアーに同行すると…。

ガイドツアー客
「わー!すごーい!」

湖の中に現れた幻想的な自然のアート、「アイスバブル」です。

湖の底にある植物などから発生するメタンガスが湖面にたどり着く前に水の中で凍ってできる現象です。

氷に閉じ込められたその光景は、まるで「宝石」のよう…。

埼玉から
「すごい、すごい神秘的。本当に来てよかったです」

埼玉から
「自然の力ってすごいんだなと。人が造ったものじゃないからすごい」

ツアーでは、この「映える風景」と記念撮影も。

ひがし大雪自然ガイドセンター 上村潤也さん
「深い湖、真っ暗闇の中に浮かぶ白い玉が、無数に何重にも層になっていて幻想的。糠平湖ならではの冬のおもしろい氷の造形として楽しんでもらえたら」

さらに、毎年2月ごろに現れるのが…「キノコ氷(ごおり)」。

森林を伐採してつくられた糠平湖の底には、多くの大きな切り株があります。

ひがし大雪自然ガイドセンター 上村潤也さん
「水位が下がってくると、地面が局所的に盛り上がって切り株が出てくる」

その姿も、冬の糠平湖の風物詩のひとつです。

「アイスバブル」に「キノコ氷」。
真冬の糠平湖でしか出会えない幻想的な景色が冬の厳しい寒さを忘れさえてくれます。

糠平湖は氷が薄い場所もあるので、観光協会は、プロがガイドするツアーへの参加を勧めています。