ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、長崎県警浦上署は20日、長崎市内の金融機関に勤務する女性行員に感謝状を贈った。
「息子のため」用途の変遷に違和感

感謝状が贈られたのは、十八親和銀行大橋支店の行員、嶋田あゆみさん。

嶋田さんは先月、来店した80代の女性客への窓口対応中、詐欺の被害を食い止めた。女性客は窓口で現金100万円の払い出しを希望。「株の支払いに困った息子のために使う」などと説明したため、嶋田さんはニセ電話詐欺を疑い、直ちに警察へ通報した。
詐欺防止の「窓口確認シート」が奏功

今回の詐欺を見抜くきっかけとなったのは、県警が被害防止を目的に作成し、金融機関に配布している「窓口確認シート」だった。

嶋田さんは当時の状況について、「使用用途を最初に聞いたときは(自分のための)『お支払い』ということだった。しかし、チェックシートを使って確認を進めると(息子のためにと)用途が変わったような形になったため、違和感を覚えた」と振り返る。客観的なチェック項目の活用が、不審点のあぶり出しにつながった形だ。
県内の被害は年間272件 警察が注意喚起

県警によると、昨年1年間に県内で発生したニセ電話詐欺の件数は272件(暫定値)に上る。 浦上署の下田健一署長は「ニセ電話詐欺、許さんばい!」と力強く述べ、引き続き県民に対して詐欺への警戒と注意を呼びかけている。














