波紋…「校歌」「校章」制作作業できず
2023年4月の開校に向け、学校名が確定しないことから、校歌や校章の制作作業ができないなどの影響が出始めています。

体操服は一旦、胸の校章をプリントしないで作ることになりそうです。

小林健和キャスター
「新校名の決定が長引いていることによって現在、校歌や校章などの制作が一旦ストップとなっています。そのため体操服は、校章が本来ワンポイントプリントされるはずなのですが、開校後は一旦無印で使うことになりそうです」
倉吉市教育委員会によりますと、問題が議会で最終決定するまで、校名に関するすべての準備を保留にしている状況だと言います。
鳥取県米子市内で小学校の体操服の製造・加工などを行うスポーツ店に話を聞くと、体操服につける校章の作業は、100人~200人分の場合、数か月かかると言います。

橋尾スポーツ米子支店 橋尾拓也さん
「だいたい1年くらい前から体操服というのは用意していて、デザインが決まって発注、それからマーク加工というような流れになるんですけど、マーク加工が2か月3か月はかかります」
体操服の校章については、開校したあと、2023年5月以降に一旦児童から体操服を回収して、プリント作業を改めて行う予定です。
ただ、一旦使った体操服にプリントを施すのには、懸念もあるといいます。

橋尾スポーツ米子支店 橋尾拓也さん
「一度お渡しした商品をもう一度回収するという形になるので、お名前が入っていない体操服だった場合等は、誰のものかというのが把握が難しくなってきます」
「泥汚れとか色んな汚れで、プリントする箇所に汚れができてしまった場合は、そこにプリントをすることができなくはないのですが、どうしても色合いがおかしくなってしまったりということもあるので、まっさらな状態でのプリントが望ましいです」

学校名をめぐる問題により、様々なボタンの掛け違いが生まれてきています。