トヨタ自動車は、海外で行われた25時間耐久レースに初めて水素エンジン車で出場しました。アジアの脱炭素化に向けた豊田章男社長の狙いとは?
週末、タイで開催された自動車耐久レース。会場に現れたのは、トヨタ自動車の豊田章男社長です。
トヨタ自動車 豊田章男社長
「アジアのカーボンニュートラルの未来に一歩一歩近づけるように、皆さんの応援のもとに走っていきたいと思っています。応援、よろしくお願いします。ハイドロジェン(水素)!」
自ら乗り込んだのは、開発中の「水素エンジン車」です。水素と酸素を反応させた電気で走る燃料電池車はすでに市販していますが、水素をエンジンで燃焼させて動力を得る水素エンジン車はレースを通じて開発を進めています。
水素エンジン車での海外レースへの参戦は初めて。どのような狙いがあるのでしょうか。
トヨタ自動車 豊田章男社長(14日)
「世界のカーボンニュートラル達成のためには、バッテリーEVだけが選択肢ではありません」
電気自動車はバッテリーが重いため、トラックなどで荷物を積める量が減ってしまうなどデメリットもあります。トヨタは今後、水素を使った自動車の需要が見込めると期待していて、水素の製造などで、タイの財閥大手との協業を検討すると発表しました。
また、水素エンジン車はガソリン車で培ったエンジン技術を生かせるため、雇用の維持もできるといいます。
脱炭素化に向けて中国やヨーロッパで電気自動車が普及しつつありますが、トヨタは水素エンジン車も選択肢になりうるとして、アジアを始め、世界にアピールしたい考えです。
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