「この環境から逃げたい」と決心した伊禮さん。祖母の職場に駆け込み、保護された。親戚の家などを転々とした後、一時保護所を経て、沖縄本島南部にある児童養護施設に入所した。
戸惑いながら始まった施設の暮らし 向き合ってくれた職員たち
当初は環境の変化に戸惑い、泣いてばかりだった伊禮さん。職員らの声掛けで少しずつ施設の暮らしに慣れ、仲間と食卓を囲むようになった。
思春期の頃は人に心を閉ざすこともあったというが、「むしろ、ここに入っていなければ道を外していた」と振り返るほど、大切な成長の場になった。
「友達がいっぱいできて、地元が2つあるような感じ。すごく嬉しかった。悪いことをしたときには、職員のみんなが根気強く向き合って叱ってくれた。軌道修正してくれたことで今の私がいる」














