中国を訪問中のカナダのカーニー首相は、両国が互いに高い関税を課している主要輸出品の税率を引き下げることで合意したと発表しました。

カナダ カーニー首相
「本日、カナダと中国が貿易障壁を取り除き、関税率を引き下げるための暫定的ながら画期的な貿易協定に達したことを発表できて嬉しく思います」

カーニー首相は中国の習近平国家主席と会談後に会見し、中国製の電気自動車に課している100%の関税率を6.1%に引き下げると発表しました。

また、中国側はカナダの主要輸出品である菜種に課している関税率を84%から15%とするなど、農産品の関税率を引き下げる予定だということです。

カナダと中国は近年、対立を深め、通商面で互いに高い関税を課していましたが、カナダとアメリカの関係が悪化したことから、カナダと中国両国が接近した形です。

また、カーニー首相は会見で、カナダとアメリカとの関係は多面的で深いが、中国との関係の方が「より予測可能だ」と発言しました。

理由について、中国との首脳会談で、両国が協力できる点だけでなく、意見などが異なる分野を整理し、互いに尊重する率直な対話ができたためとしています。