青森県の津軽地方に伝わる伝統のコマ「ずぐり」の制作が、黒石市の津軽こけし館で最盛期を迎えています。

ずぐりを制作しているのは、津軽系こけし工人の小島利夏さん(46)です。津軽地方に伝わる伝統のコマ「ずぐり」は、こけし作りの基礎と言われていて、材料には一般的なこけしと同じく「イタヤカエデ」の木が使われています。

ずぐりは、雪の上でも回せるように地面と接する軸の部分は「立ち子」と呼ばれていて、丸みを帯びたつくりをしています。

小島さんは、かんなを使って形を作ったあと、ろくろの回転を調整しながら筆を使って色付けしていきます。

津軽系こけし工人 小島利夏さん
「ずぐりの立ち子という部分。この丸みで回り方が左右されるので、一番気を遣う部分になる。基本はよく回るように心がけているが、初心者の方でも回せるように、力が弱くても回るような感じで願いを込めて作っている」

黒石市では2月、ずぐり回しの腕を競う全国大会が開かれる予定です。