デモに立ち上がったのは…“支持基盤”だったはずの商店主ら

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
今回のデモの特徴とも言えるのが、反政府デモに立ち上がったのが、バザールの商店主らだったという点です。
2025年末に通貨の価値が急落したことを受けて、バザールの主に輸入の電子機器を扱う商店主らが「これではやっていけない」と店を閉めてデモに出ました。
このバザールの商店主たちは、イランの中でも非常に重要なパートを占める人たちです。
さかのぼること1979年、かつての王政からイスラム制に移行するにあたって、革命が起きました。その際に、イスラム聖職者を支援していたのが、バザールの商店主たちでした。
それ以降、歴史的にバザールの商店主たちは保守派であり、今の体制の支持基盤でしたが、そうした人たちが今回デモの最前線に立ったというのが、一つ大きな特徴です。

これまでも経済を巡るデモはありましたが、デモが商店主から始まり、大学生や労働者といった、社会のいろいろな階層に行き渡って、多くの人たちがデモに参加しているというのは、極めて異例だと思います。














