長野県岡谷市でスーパーおじいちゃんを見つけました!
夜が明けたばかりの諏訪湖畔。
軽やかにウォーキングを楽しむ男性を見つけました。
「84歳だと…」
とても80歳を超えているとは思えない足取り…。
「毎日歩きます、(諏訪湖)3000周終わってさ気持ちいいじゃないですか」

なんと!歩いて諏訪湖を3000周したという岡谷市の西尾信一(にしお・のぶかず)さん。


諏訪湖は1周16キロなので4万8千キロ!
地球1周(4万キロ)を優に超える距離を歩いた計算です。

「自分の執念かな、やると決めるとやらなくてはすまないんですよね」
西尾さんが諏訪湖を歩き始めたのは健康に気を使い始めた56歳のころ。
「諏訪湖一周ね、そんなに俺は大したことないと思って、だけど実際に歩いてみたらあるなと思ってね」

くじけそうになったものの近所のおばさんに「150周歩いた人がいる」と聞かさると負けん気に火が付き2年で500周を達成します。
その足腰の強さは50年続けた仕事にあるといいます。
20歳で岡谷市内に寿司店を開いた西尾さん。
人気店で休む間もなく働きました。

「寿司屋の場合は特にね、カウンターでお客さんでしょ、座ってるわけにいかないんですよ、だから商売が忙しいときは一日立っているときもあるんですけどね、そういうことで、ある程度足が丈夫だったってこともありますね」


60代は仕事のためペースが落ちましたが600周を超えた70歳からペースアップ。
月に平均で15周から20周、240キロから320キロを歩き、11月、ついに3000周に達しました。
12月も何日歩いたかというと…
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、とりあえず10ですね」
さらに驚くことに…。
「これみんな今年、1月全部31日歩いた、元日から31日、1日も休まない、雪降った日でも歩いた2月が25日3月も31日歩いた」

そんな西尾さんを妻の幸子(ゆきこ)さんは陰ながら応援してきました。
「気をつけながらやるよりしょうがないと思って、やめろって言ってもやめないんですから、どこまでできるか見守るしかしょうがないですよね」
諏訪湖3000周の偉業はどのように生まれたのでしょうか。
西尾さんの諏訪湖一周ウォーキングに密着しました。