ロシアがウクライナ南東部マリウポリに残る兵士に対し、降伏するよう要求したことについて、ウクライナの首相は「最後まで戦う」と応じない考えを示しました。
ロシア国防省はマリウポリに残るウクライナ側の兵士に対し、日本時間きのう午後7時までに武装解除し、投降するよう要求していました。
これに対しウクライナのシュミハリ首相はロシア側が示した期限後に出演したアメリカ・ABCテレビの番組で「最後まで戦う」と強調しました。
ウクライナ シュミハリ首相
「まだマリウポリは陥落していません。現時点で我々の兵士はマリウポリにいて、最後まで戦います。」
一方、クレバ外相はアメリカCBSテレビの番組で、ロシア側の破壊的な攻撃を強く非難しました。
ウクライナ クレバ外相
「状況はひどいものです。マリウポリはもう存在しません。ロシア軍の行為を見ると、街を破壊して更地にすると決めているようです」
またクレバ外相は、マリウポリについて「レッドライン=超えてはならない一線になるかもしれない」と話し、「ウクライナ側が全滅した場合はロシアとの停戦交渉が中止されるだろう」とするゼレンスキー大統領の考えを改めて示しました。
こうしたなか、首都キーウ周辺への攻撃も続いていて、キーウ近郊ブロバリーの市長は17日、インフラ施設が攻撃を受けたと明らかにしました。
一方、ロシア国防省はブロバリー近くの弾薬工場を空中発射型のミサイルで破壊したと発表しています。
注目の記事
「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









