これから高校受験が本格化しますが、今年は、私立高校の受験が熱を帯びそうです。
その背景にあるのが授業料の実質無償化です。
今年4月から、高校の就学支援金は、所得制限が撤廃され、私立高校の支給上限額は年額45万7000円まで引き上げられます。
これにより、ほとんどの私立高校で授業料の全額、あるいは大部分がカバーできるようになります。
授業料無償化が受験戦線にどのような変化をもたらしているのか、宮崎県内の私立高校を取材しました。
宮崎市の宮崎日大高校。
現在、授業料は月額4万3000円ですが、4月からは3万8100円の支援金が出るため、保護者の月々の負担は4900円となります。
入試は今月28日に予定され、願書の受け付けは13日まで。
特に、第一志望とする「専願」の生徒が増え、専願だけで定員を上回ったということです。
(宮崎日大高校 間野寛樹学校長)
「非常にこの高校授業料無償化というのは影響があるものだというふうに思っております。公立私立の授業料の格差がなくなったわけですので、学校の教育の価値で、選ぶ時代になったなというふうに思っております」
県内では、ほかの私立高校でも「専願」で受験する生徒や志願者数が増加。公立と私立や、私立間での生徒獲得競争がさらに激化することが予想されるなか、間野学校長が懸念することは。
(宮崎日大高校 間野寛樹学校長)
「入学金や施設費というのが一部私立にはそういう金額がありますので、そういったところはやはり県立と同じということで免除してもいいとは思うのですが、それ以上になってきますと、やはり、この私学の価値が下がっていくのではないかというふうに思っているところです」
私立高校の授業料無償化を受け、県内では公立離れの懸念も広がっています。
宮崎日大高校によりますと、今年は、宮崎日大中学の受験者数が去年の1.2倍に増加していて、これも高校の授業料無償化の効果と分析しています。
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