アメリカ中西部のミネソタ州は移民の取り締まりをめぐり、トランプ政権を提訴したと明らかにしました。同じく取り締まりが強化されているイリノイ州も提訴したと発表しています。

トランプ政権がICE=移民・税関捜査局の職員をミネアポリス市などに大量派遣したことをめぐり、ミネソタ州や市などは12日、州の権利を侵害し、憲法に違反するなどとして、派遣の差し止めを求めて提訴したと発表しました。

訴状によりますと、州などは「政権は合法的な移民の取り締まりを装いながら、学校や病院など公共の場で危険で違法な検問や逮捕を強行した」と指摘。住民が恐怖を感じているほか、外出を控える人が増え、地域経済にも影響が出ていると訴えました。

移民の取り締まりをめぐっては、7日に中西部ミネソタ州でICEの職員が発砲し女性が死亡する事件があり、全米に抗議の声が広がっていました。

また、同じく政権が取り締まりを強化しているイリノイ州も12日、「危険な武力行使で違憲だ」などとして取り締まりの差し止めを求めて政権を提訴しました。