アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が検察の捜査対象となったことについて、歴代のFRB議長らが「独立性を損なおうとする前例のない試みだ」と非難する声明を出しました。

FRBのパウエル議長は11日にビデオ声明を発表し、FRB本部の建て替え計画に関する自身の議会証言をめぐって、検察当局の捜査対象となったと公表しました。

本部の建て替え計画は捜査の「口実」で、実態はトランプ氏による利下げ要求に従わないことへの「脅迫」だとの見方を示しました。

これについて、グリーンスパン氏やイエレン氏をはじめとする歴代のFRB議長、財務長官ら14人が12日、連名で声明を発表しました。

捜査は「検察による攻撃でFRBの独立性を損なおうとする前例のない試みだ」と強く非難しました。

また、ニュースサイト「アクシオス」は、ベッセント財務長官がトランプ氏に対し、パウエル氏への捜査は金融市場に悪影響を招くとの懸念を伝えたと報道しています。

一方、ホワイトハウスのレビット報道官は、“トランプ氏が司法省にパウエル氏への捜査を命令したのか”との質問に対し、「していない」と否定しました。