「僕も一緒に逝きます」喜んだ妻
事件前日の夜、夫は「僕も一緒に逝きます」と覚悟を伝えた。
それを聞いた妻は、嬉しそうにしていたという。
最終的に、最期の場所を決めたのは妻だった。
夫は、輪を作ったロープを木に結ぶと、その下にパイプ椅子を設置した。
睡眠薬を大量に飲んだ妻の身体を抱きかかえ、車の外へ連れ出す。
そしてパイプ椅子の上に立たせようとした。
だが、病気に苦しむ妻の身体は思うように動かない。
77歳の夫にとっても、それは容易なことではなかった。
自殺はうまくいかず 車にロープを結び付け
結局、妻の首にロープの輪をかけると、それを木の幹にかけ、車で引くことにした。

夫は、車をゆっくりと発進させる。
車の後ろで、妻の身体が、首にかかったロープで吊り上がっているはずだが、車内からその様子は確認できない。
しばらくして、車を後退させると、妻の様子を伺った。
まだ呼吸しているように思えた。
夫は再び車を発進させると、今度はより長い時間、吊り上げた。














