罠にかかったシカをクマが...「エサ不足」で人里へ

12月23日、富士宮市内房(うつぶさ)の山に入りました。県猟友会の風岡正則(かざおか・まさのり)副会長は、増えすぎているシカや農業被害につながるイノシシを罠で捕獲しています。

県猟友会 風岡正則副会長
「ここをずっと歩いているんですよね。人間の歩いた道じゃない、獣が歩いた道。だからここに罠をかけてある」
Q. これは何罠?
「くくり罠、ワイヤーで(シカの)足を縛るやつですよね。(罠に)シカがかかって見回りに来ないで、2~3日サボっておくと、クマが来てシカを食べる」

罠にかかり動けないシカをクマが食べるようになったのは、ここ2~3年のことだと言います。

風岡副会長
「周りを見ても全部植林のスギ・ヒノキじゃないですか。雑木がないから、ドングリの実なんかが少ないはず。エサがないところに、クマの個体が増えれば、山の中でエサが調達できないから、里に出てくることはあり得ますよね」

クマの目撃が増えた背景として考えられているのは、「山に人が入らなくなった」からです。

<風岡副会長>
「いま炭を焼く人もいないし、薪を作る人もいない。山で仕事をする人が少なくなったから」