富山県民の足ともいえる「あいの風とやま鉄道」が開業以来初めてとなる運賃の値上げを発表しました。

あいの風とやま鉄道は、沿線人口の減少や新型コロナウイルスによる運賃収入の減少などから収支の見通しが厳しいとして2023年4月1日から運賃の値上げすることを発表しました。


値上げ幅は普通運賃と通勤定期運賃で6%通学定期運賃で2%です。

これによって富山高岡間では▼普通運賃で20円の増加、定期料金については▼通勤定期で690円▼通学定期は大学・高校それぞれで150円、140円値上がりします。


県民にとって生活の足とも言えるあいの風とやま鉄道の値上げに利用客は…。

街の人:
「上げないとやっていけないなら私たちは乗せてもらわないといけないから、時代の流れですかね」「値上げしてほしくないなって思います。親に払ってもらっているのでちょっと申し訳ないなって思います」
「いろんなものが全般的に高くなってますからね、われわれの生活が成り立つのかどうかって感じがしますね。われわれの収入も上がってませんから」

あいの風とやま鉄道によりますと、今年度の決算見込みは2億8600万円の赤字で今回の値上げで1億円程度の増収を図りたいとしています。

また、併せて4月から混雑緩和のため利用客の多い平日の通勤、通学の時間帯は3両編成から4両編成に増加、一方で、利用客の少ない土曜、休日の通勤通学の時間帯は4両編成から2両編成に減らし運行の効率化に務めるということです。