スポーツハラスメントをなくすために メディアも当事者

スポーツハラスメント根絶への道のりは遠いことを痛感したこの1年。私たちメディアも、その活躍や優勝に光をあてて感動を伝える一方、その裏で起こるハラスメントに目を凝らしてきたかと考えると、不十分だったと言わざるを得ない。

スポーツの魅力を伝えるメディアは、スポハラの当事者としても、問題に向き合うべき時がきている。

部活動はこれから、学校から地域へ役割を移す「部活動の地域移行」が進められていく。学校の手から離れることで、勝利至上主義やハラスメントが見過ごされないか、懸念する声は少なくない。

スポーツは、プレーヤーにも観客にも心躍る瞬間があり、だからこそ愛される。その裏にあるハラスメントと、ハラスメントを隠す行為はスポーツの価値を下げるものだ。2026年、より実効性のある改革が求められている。(取材 下地麗子)
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【スポハラ特集 5部作】
(第1話)「怒鳴る指導」で成果、強い副作用も
(第2話) 勝てなくなるのが怖い指導者
(第3話) 行き過ぎた指導が招いた子どもの死
(第4話)「殴ってくれたから今がある」美談の罠
(第5話) 本記事