スポーツ界の不都合な事実

スポーツ界の人たちが、なんとなく気付いているのに “口には出さない” 事実を発信する研究者がいる。名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科の教授、大峰光博さん。大学時代はトライアスロンで日本選手権に出場し、現在も名桜大でトライアスロン部と水泳部の監督を務めながら、スポーツ界の暴力や体罰などの研究にあたっている。

体罰や暴言で選手にプレッシャーをかける「一発学習・恐怖学習」の一時的な効果と副作用について以前の記事でも紹介したが、大峰さんもこの問題に切り込んだ。

イメージ画像「部活スポーツ」

「体罰でスポーツはうまくならないという人もいますが、いや、うまくなるんです。そこは嘘をつかずに、『それでも体罰はダメ』だとしないと、『あれ、うまくなった気がするけど…』という人が出てきてしまうんです。大学で指導する学生たちには、科学的な効果を伝えつつ、それでも体罰はダメだという事実を追究したいと伝えています。すると学生たちも『確かにそうですよね』とストンと心に落ちるようです」