クリスマスを控え、店ではクリスマス商戦真っ只中ですが、子どもへのプレゼントの定番、ゲームやおもちゃなどにも値上げの波が押し寄せています。
やはり財布のひもは堅くなり…、という訳でもなさそうです。


島根県松江市にある家電量販店「100満ボルト」。
  
記者 三宅純人
「家電量販店では早くもクリスマス商戦が始まっています。皆さん何を買いに来たのでしょうか?」

買い物客
「ポケモンですね。こういうのが今興味持ってるもんで」
「ウルトラマンのフィギュアを買ってあげようかなと思ってます。今もうこれを買うことは決定したんですけど」

店には、子どもや孫へ贈るクリスマスプレゼントを選ぶ買い物客の姿が多くみられました。

こうした中、今年はある異変が。

買い物客
「昔より(値段が)高くなっていると思うんですけど」

そう、子どもへのプレゼントの定番、おもちゃやゲームの価格が高騰しているんです。

100満ボルト松江本店 藤田琢也副店長
「今年の10月から、このソフビ、フィギュア関係が、6年振りに値上がりしました。(大体)17%くらい」

他にも・・・。

買い物客
「プレステとかあっちよりはこっち(ニンテンドーのゲーム)買いますね。あっち全部そろえると10万以上かかるんで」

100満ボルト松江本店 藤田琢也副店長
「プレステ5が9月15日から5500円値上がりしました。半導体(不足)が要因の品不足でした」

半導体不足などにより、一部メーカーではゲーム機が値上がりし、なんと1台6万円を超える商品もあります。

玩具メーカー大手・バンダイが行った調査では、去年まで、親が子どもに贈りたいプレゼント第2位は「ゲーム機」でした。
しかし、今年はトップ3に入りませんでした。

価格高騰の影響もあるかもしれませんが、意外にも買い物客からはこんな声が。

買い物客
「気持ちなんで、喜んでもらえるの想像したら(買っても)いいかなと」

そして、店の売れ行きも…。

100満ボルト松江本店 藤田琢也副店長
「ゲーム機も値上がりしましたけど、今時点では前年の130%超えをしているということですので、モノがあれば売れるという風に思います」

子どもや大切な人の笑顔を思い浮かべれば、年に一度のこと、値上がり分も多少我慢できるということかもしれません。