タイとカンボジアの国境地帯で続いた軍事衝突をめぐり、タイは停戦の合意に基づき、捕虜となっていたカンボジア兵18人を解放しました。
タイとカンボジアは今月、国境地帯で激しい衝突を繰り返し、双方で民間人を含む多数の犠牲者が出ましたが、27日に両国防相の会談で停戦に合意しました。
この停戦合意に基づいて、今年7月の軍事衝突後にタイ側で捕虜となっていたカンボジア兵18人が31日、国境検問所で解放されました。
タイ外務省は、国際人道法に則って解放したことを強調し、カンボジア国防省は「両国の信頼関係の構築につながることを期待している」としています。
タイとカンボジアは戦闘の停止にあたって、国境地帯での地雷の撤去に向けて協力することなどでも合意していて、緊張緩和に向け、停戦を維持しながら合意項目を着実に履行できるかが焦点となります。
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