死刑囚が描いた絵画などを展示する「死刑囚表現展」が東京・文京区で開かれています。神奈川県相模原市の障害者施設で45人を殺傷した植松聖死刑囚ら17人の確定死刑囚が描いた絵画などが展示されています。

東京・文京区で開かれているのは「死刑囚表現展2025」です。

確定死刑囚17人の作品およそ700点が展示されています。

2016年に相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人を殺傷した植松聖死刑囚は、中国の長編小説「水滸伝」の登場人物を描いたとみられる絵画など10点を展示。

また、2010年に宮崎市の自宅で義理の母と妻子の3人を殺害した奥本章寛死刑囚は、俳画や地蔵のようなものが描かれた作品を寄せました。

展示作品のうち600点は、2015年に大阪・寝屋川市で中学生2人を殺害した山田浩二死刑囚による絵画だということです。

「死刑囚表現展」は、生前、死刑廃止運動に取り組んだ女性の遺志を継いで2005年に始まったもので、あす(28日)まで開かれています。