
従業員は内部に入る前に、まゆ毛・まつ毛が食品に落ちるのを防ぐため、目元に粘着力のあるテープを押し付けて取り除いた。機内食製造現場の衛生管理の厳しさに驚く。佐伯大常務は「ここまでする工場は少ないはず」という。
食材を扱うエリアに入る前に身体を清潔にする工程には、なんと10分もかかる。どうにか内部の取材を始められた。
きっちり揃えるからこそ、生まれる「端材」

「お客様の要望で4センチ角にカットしています」
加工の現場では、機内食用のカットステーキは、定規でサイズを確かめながら切り分けていた。しかし、形や大きさを厳格に整えれば、切れ端の「ロス」もそれなりの量が出てくる。














