酒を飲んで自転車を運転したとして、熊本市教育委員会が小学校の教諭を停職処分にしました。

停職2か月の懲戒処分を受けたのは、熊本市立小学校の男性教諭(40)です。

市教委によりますと、教諭は2025年10月31日の夜、熊本市中央区の飲食店で、同僚の「慰労会」と称して酒を飲んだ後、南区にある自宅へ帰ろうとシェアサイクルを運転しました。

運転を始めて数km先でパトロール中の警察官から声をかけられ、呼気から基準値の約3倍のアルコール分が検出されたことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されました。

教諭は、12月4日付で熊本簡易裁判所から罰金10万円の略式命令を受けました。

教諭は市教委に対し「生ビール5~6杯とレモンサワー2~3杯を飲んでいて、帰宅するためタクシー乗り場で10分ほど待ったが、来なかったのでシェアサイクルを使った。あまり酔っていないという感覚があり、自転車に乗っても大丈夫と思った」と話しています。

一方で「担任をしている児童、勤務校の子ども達と保護者、職場の上司や同僚、全てを裏切る行為であり、取り返しのつかない行いをしてしまったと後悔してもしきれません」と反省しているということです。