著名な画家になりすまし、次々と贋作を生み出してきた“稀代の贋作師”ベルトラッキ。その作品の中には、今も“ニセモノ”と見抜かれないまま、世界を漂流している絵画も存在するといわれている。ベルトラッキ氏が語ったのは、日本人画家・藤田嗣治との接点。その“人間性”を体に染みこませ、模倣することで、「藤田の贋作を2枚描いた」と告白した。日本人画家をも標的にしていた贋作師・ベルトラッキの正体に迫る。