業務委託先の業者から酒や土産物の提供を無償で受けたなどとして、兵庫県警の村井紀之前本部長(58)らが処分されました。

 兵庫県警によりますと、県西部にある警察署の男性署長(60代)は、2023年ごろから神戸市内の飲食店で、無償で酒や土産物の提供を受けていたほか、この店の経営者と会食する際に、タクシー代として現金2万円を受け取ったということです。

 また関係者によりますと、同じ店で開かれた県警幹部らの会食では、兵庫県警の村井紀之前本部長(58)が酒などの提供を受けていたということです。

 経営者の男性は県警本部の食堂を運営する会社も経営していて、兵庫県警は男性署長を訓戒処分とし、警察庁は村井前本部長を警察庁長官注意としました。

 村井前本部長は12月24日付けで辞職しました。